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お子さんの体重が身長や年齢に比べて大幅にオーバーしている状態です。単に「ちょっと太り気味」というだけでなく、将来的に生活習慣病(高血圧や糖尿病など)を引き起こすリスクが高まるようなレベルの肥満のことを指します。成長期のお子さんは身長も伸びますから、一時的にふっくらしても背が伸びるにつれてスリムになるケースもあります。しかし、明らかに標準を超える肥満が続く場合は注意が必要です。
子どもの肥満は主にエネルギーの過剰摂取と消費不足で起こります。加えて、太りやすい体質(遺伝的要因)を受け継いでいる場合もあります。しかし遺伝子よりも家庭の習慣の影響の方が大きいです。ご家族が夜型で夜食をとる習慣があったり、好きなだけお菓子を食べられる環境だったりすると、お子さんも太りやすくなります。さらに、習い事や塾で忙しく運動の時間が取れないことや、現代では外遊びの場が少ないことも子どもの運動不足につながっています。
基本的に生活習慣の改善が中心です。成長期ですので、減量より「これ以上太らせない」ことを目標に、身長が伸びるのを待って適正体重に近づけていくイメージです。具体的な対策として、食事療法と運動習慣の改善の二本柱で進めます。まず食事面では、1日3回の食事+1回程度のおやつというリズムを基本にします。食事内容は、野菜や海藻、きのこ類などを使った低エネルギー高栄養のメニューを増やします。揚げ物やスナック菓子など脂肪分・糖分の多いものは頻度を減らしていきます。また、ジュースや清涼飲料水は糖分が多いため、水やお茶に置き換えるだけでも効果があります。
運動習慣も大切です。毎日合計60分以上体を動かすことを目標にしましょう。外遊びや散歩、縄跳び、自転車、ボール遊びなど、お子さんが楽しめる遊びで構いません。家の手伝い(掃除やお片付け)でも体を動かす習慣になります。
「インボディ」という機械で、身長・体重から割り出される、体脂肪・筋肉量、体内の水分量、たんぱく・ミネラル量を計算し、現在どのような体組成であるかを確認します。
改善が必要なところがあれば、看護師が生活面、管理栄養士が食事面での工夫をご提案します。
特に管理栄養士の活動として
などを行っています。
学校健診などで、要診察の手紙をもらわれた方は、是非お話を聞きに来てください。