インフルエンザウイルスの感染によって毎年冬に流行する急性呼吸器感染症です。咳やくしゃみの飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手で口や鼻を触ることで広がります。潜伏期間は1~3日と短く、ウイルスは体内で爆発的に増殖します。
全身症状が強いのが特徴です。普通の風邪より明らかにぐったりする傾向があります。発熱は通常2~4日で下がりますが、その後もしばらく咳が続くことがあります。乳幼児ではまれにけいれんを起こしたり、重症化して肺炎やインフルエンザ脳症を併発する場合があるため注意が必要です。
早めの受診が大切です。
インフルエンザには増殖を抑える抗インフルエンザ薬(タミフルなど)があり、発症後 48時間以内 に服用を開始すると症状の緩和が期待できます。解熱剤や鎮痛剤も、高熱で辛そうな場合に症状緩和のため使用します。十分な休養と水分補給を心がけ、感染拡大を防ぐため登校・登園は医師の指示する期間お休みしてください。
細菌感染(気管支炎・肺炎・中耳炎・副鼻腔炎)・熱性けいれん・脳炎・脳症などがあります。症状に変化が起こったときは、再度受診しご相談ください。

*毎年10月~12月に実施*
注射:2回(13歳以上は1回)
点鼻:1回(2歳~18歳)
1.症状の程度をみましょう
2.ゆっくり体を休め、安静に過ごしましょう
3.水分補給・栄養補給
4.体をきれいにしましょう
<高熱時の対処>
<このようなときにはもう一度受診を・・・>
ここではよくあるご質問をご紹介します。
インフルエンザは突然の高熱と強い倦怠感・食欲不振を伴い、子どもがぐったりして寝てしまうほど辛そうになります。一方、普通の風邪は発熱しても比較的元気があり、食事や遊びができることも多いです。ただし最終的な診断は検査が必要な場合もあるので、高熱や症状が重い時は受診しましょう。
患者さんを看病する家族もマスクを着用し、部屋を分けて安静にしてもらいましょう。使用したティッシュや吐物はすぐ密封して捨て、ドアノブなど触れる場所は消毒します。室内の換気もこまめに行い、乾燥を防ぐため適度な湿度を保つとよいです。家族も念のため十分な睡眠と栄養をとり、必要に応じて予防内服やワクチン接種について医師に相談してください。