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2017年12月のブログ

スティーブン・キングの世界  2017年12月1日

  先日、最近話題になっているホラー映画「IT」を見てきました。ホラー映画を映画館で見るのは本当に久しぶりでしたが、怖いながらも結構楽しめました。原作はスティーブン・キングで大好きな作家のひとりです。「キング読み」という言葉があるぐらい、コアなファンがいる作家ですが、独特の怖い世界を描いています。

 これまでにも「シャイニング」「ペット・メマタリー」「ミザリー」「スタンドバイミー」などを本で読んだり、映画を見てきました。特に映画「シャイニング」は大好きでDVDも買って3回見ました。冬の閉ざされたホテルで徐々に神経を侵される主人公(ジャック・ニコルソン)の狂気が真に迫ってとても怖かったです。映画「スタンドバイミー」はホラーではありませんが、子どもたちの友情を描いた秀作で、これも何度も見直したものです。「ミザリー」は見ている途中で何度も目を閉じてしまうような恐怖を感じる映画でした。「ペット・セマタリー」は映画よりも本の方がとても恐ろしかったです。

 「IT」も15年以上前に本で読みました。文庫本で4冊あり、とても長い話だったのを覚えていますが、内容はかなり忘れていました。ITというのは、英語で「鬼ごっこの鬼」にあたるもので、鬼はピエロの姿をした「ぺ二-ワイズ」です。映画では突然子どもたちの前に「ペニーワイズ」が現れ、映画館の前の方の席で見上げるように見ていた私はリアルに驚かされました。子どもたちが友情で何とかペニーワイズと対抗する話で、「スタンドバイミー」を思い起こされてキングらしいと思いました。どうも小説「IT」の前半部のみを描いた第1部で、今後第2部が作られるようです。第2部もぜひ見に行きたいと思っています。

M1グランプリ   2017年12月6日

毎年楽しみにしているM1グランプリ、漫才の大会が放送されました。今年一番面白かったのは「和牛」の1本目のネタ「ウェディングプランナー」でした。「和牛」は昨年の2本のネタもとても面白かったですが、さらに進化していました。間も絶妙で、ネタとしてとてもよく構成されていて、録画で何度でも見たいと思っています。優勝した「とろサーモン」は個人的にはそれほど評価が高くなかったですが、優勝ネタの最後の「IMO神様」のくだりはとても面白かったです。他には兄弟漫才の「ミキ」もとてもテンポがよく何度も声を出して笑ってしまいました。また、男女コンビの「ゆにばーす」の「ビジネスホテル」ネタは女性のボケがツボにはまりました。「さや香」の「歌のお兄さん」ネタも、チュートリアルの徳井を思わせるなりきりのボケがとても良かったです。

 これまでも「M1グランプリ」とM1がなかった時期にやられていた「THEMANZAI」は録画をして何度も見ていました。

 それらの中で個人的なベスト3。第3位は笑い飯の「鳥人」で、怒涛のダブルボケの連続でまさに笑い飯の漫才の神髄でした。第2位はウーマンラッシュアワーの「バイトリーダー」です。村本の超早口のセリフとテンポが大好きです。第1位はチュートリアルの「冷蔵庫」ネタです。徳井のなりきりのボケが何度見ても飽きませんでした。これらのネタはいずれも20回以上繰り返して見たものです。

 その他にも、サンドウィッチマン、NON STYLE、ナイツ、パンクブーブー、タイムマシーン3号などがとっても気に入っています。

 面白い漫才を見ていると、ネタの展開のうまさと掛け合いの絶妙さに感心します。今年もしばらくの間は、M1グランプリの録画の再生を繰り返すことになりそうです。

地政学  2017年12月17日 

地政学という学問があります。国家間の生存競争を地理的な要素を加味してとらえる政治学です。例えば、日本人にとって朝鮮半島や中国の動向はとても気になるところですが、シリア内戦やコンゴでの紛争などに強い関心を持つ日本人は少ないでしょう。

 

 地政学の視点で近代の世界史を見ると理解できることがたくさんあります。最近読んだ「図解 世界史で学べ! 地政学」(祥伝社)は、とてもおもしろかったです。これまでの断片的な知識がつながった感じがしました。作者は駿台予備校の世界史の先生の茂木誠氏。図が豊富でとても分かりやすく書かれています。

 

 これまでに知らなかったのが「ランドパワー」と「シーパワー」という概念でした。「ランドパワー」は、領土の拡大を国家の発展とみる考え方で、ロシア、中国、ドイツなどが典型的な国家とされています。「シーパワー」は海洋国家でイギリスを代表とするように資源や食糧の不足を貿易によって補おうとする考え方をする国家を指します。この分類では日本も「シーパワー」の国に属します。

 

 ドイツはこれまでの私の認識では西欧に入る国という認識でしたが、地政学的には東からのロシア、西からはフランスの圧力を受けている中欧の国という位置づけになるようです。このような地政学的な理由もあり、第一次世界大戦、第二次世界大戦に突入したとも考えられます。

 

 ギリシアは半島国家でランドパワーを有する大国とシーパワーを有する大国によって争奪の場になる運命にあります。ランドパワーのロシアとシーパワーのイギリスのぶつかる場になっていました。現在はNATOに入って西欧の一員ですが、「あまりいじめるとロシア側について地中海にロシアの地中海進出に手を貸すぞ」とドイツを脅しています。同じ半島国家の韓国も同様な状況で、困った状況になる可能性もありそうです。

 

 しかし、イギリスの歴史的な影響の大きさは別格です。シーパワーの大国イギリスは中東やインド、アフリカにいまだに残る紛争の種をまいています。特に中東は地中海からペルシア湾に抜けるルートを確保するのに地政学的に重要な地域で、策略を用いて勢力圏内に取り込んでいます。しかし、その際に悪名高いサイクス・ピコ協定などで主要な役割を果たして、パレスチナ問題を引き起こしています。泥沼のアフガニスタン問題にも大きく絡んでいます。そこで、思い出したのは高校時代に一番好きだった「世界史」の授業での先生の言葉です。「世界史の中で一番の悪者はどこか知っているか?一番悪いのはイギリス。こいつが世界の紛争の種をばらまいている。」

 その一方でイギリスはとても魅力的です。大好きなビートルズ、クイーン、アデルなどの歌手を生んだ国であり、科学のレベルもとても高い国です。また、20代のころに読んだハマトンの「知的生活」「ハマトンの幸福論」が大好きで、イギリスの知的なジェントルマンの生活に憧れていました。イギリスはとても素晴らしいところと悪いところが並立している国だと感じています。

 

 最後に気になったのは、ランドパワーの中国がシーパワーも手に入れようとして、中米のニカラグアに運河を建設する計画があることです。これができるとアメリカの裏庭ともいわれるカリブ海に中国の影響力が及ぶようになり、世界情勢にも大きなインパクトを与えそうです。

今年の読書のまとめ 2017年12月31日

今年1年間で読んだ本は113冊でした。昨年は110冊でしたから、あまり変わりはありませんでした。しかし、5年前は223冊、4年前は166冊、3年前は182冊だったので、一時期に比べると読書量はかなり減っています。

 

 あまり読んだ本の数にこだわり過ぎてもいけませんが、記録をすることで本を読むモチベーションにもつながっているのも事実です。

 

 今年読んだ本のベスト3は、1位「サピエンス全史」、2位「蜜蜂と遠雷」、3位「大地の子」でした。「サピエンス全史」と「大地の子」は以前ブログに書きましたが、いずれも読んでいる時には夢中になれた本でした。

「蜜蜂と遠雷」は2016年の直木賞に選ばれた恩田陸氏の本です(2017年の本屋大賞にも選ばれています)。国際ピアノコンクールに個性豊かな参加者が優勝を目指してぶつかり合うという話ですが、読んでいるうちにのめり込んでしまいました。私は楽器とは全く縁がない人間ですが、圧倒的な文章力のため読むだけで聞いているような感覚が味わえます。まだ読んでいない人にはお勧めです。

 

 今年最後に読んだのは「漫画 君たちはどう生きるか」でした。100万部に迫るベストセラーになった本ですが、1937年に出版された本がマンガ化されたものです。この本は4年前に白血病で亡くなった私の友人であり恩人が「現代に生きる人が是非読むべき本だ」と勧めてくれた本でした。買ったままほとんど読まずにおいてありましたが、マンガ化されてとても読みやすくなっていました。子どもたち、若い人、また私のような中高年にももう一度「どう生きるか」について改めて考えさせてくれるとてもいい本だと感じました。

2017年11月のブログ

山崎豊子の戦争三部作を読み切りました  2017年11月8日

  山崎豊子の戦争三部作と言われる「不毛地帯」「二つの祖国」「大地の子」を2か月前から読み始め、やっと読み終わりました。それぞれが文庫本5巻,4巻,4巻で、1巻あたり500から600ページでありました。気合がないと読めない分量ですが、こんな小説を書いた山崎豊子のすごさを改めて感じました。

 「不毛地帯」は、ソ連による極めて不当なシベリア抑留の悲惨さにショックを受けました。寒いシベリアで強制労働をさせられる11年間の生活が特に印象的でした。

 「二つの祖国」はカリフォルニアで育った日系二世の悲劇を描いたものです。太平洋戦争に振り回されて、日本とアメリカの二つの祖国の間で苦悩するとてもとてもまじめな主人公の心理がとてもよく描かれていました。自分だと、どこかで妥協をしてもっと楽な道を選ぶだろうと思われました。

 「大地の子」は中国残留孤児を描いた小説です。ソ連侵攻から守ってくれるはずの関東軍に見放された満州に住んでいた日本人の子どもが中国人に助けられて成長する話です。途中で毛沢東の文化大革命で日本人だという理由で不当に収監されるなど悲惨な状況も乗り越える主人公の生き方に共感できました。

 いずれの本も戦争によって翻弄される厳しい運命の中で生きていかなければならない主人公たちの生き方を見ると、戦争のない平和な時代を生きていける自分の幸せをしみじみと感じました。

怖い絵展      2017年11月24日

レディ・ジェーン・グレイの処刑

先日「怖い絵展」という特別展が開催されている東京の上野の森美術館に行ってきました。

 噂通り大人気で待ち時間が2時間半といわれていたので、朝一番の新幹線で行き開場25分前に並び始めました。それでもすでに長蛇の列で、1時間15分待って入ることができました。

 この特別展のもとになったのは中野京子氏のベストセラーシリーズの『怖い絵』です。この本は「恐怖」をキーワードに西洋美術史に登場する様々な名画の場面を読み解き、隠されたストーリーを魅力的に伝えています。美術館に行く前にあらかじめ4冊の「怖い絵シリーズ」の本を読んで準備をしていきました。

 実際に見て気に入ったのは、ホガースの「ジン横丁」、アドルフ・モッサの「飽食のセイレーン」「彼女」、そしてポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」でした。

 なかでも、「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は圧巻でした。この特別展の最大の売りの絵で、イギリスの美術館でもとても人気があり、貸し出してもらうのにとても苦労したようです。実際に見ると大きい絵で、人物がほぼ実物大に近く描かれていました。わずか9日間でイングランド女王の座を追われたジェーン・グレイが処刑される場面が描かれています。目隠しをされて目の前に首置台がおかれ、すぐそばに大きい斧を持った死刑執行人が立っています。とても清純で美しい16歳の美少女の首があの斧で切り落とされることを想像すると人生のはかなさを感じさせられました。

2017年10月のブログ

9月は学会発表月間でした  2017年10月7日

9月はクリニックからたくさんの学会発表をした月間でした。923日は三重県津市で行われた外来小児科学会でスタッフ4人と私の5人が日頃の診療に関する報告をしました。また、看護師を中心としたスタッフが、赤ちゃんのスキンケアのやり方についてハンズオンセミナーという実践的な教室を開いて、全国の小児科クリニックの医師や看護師に指導をしました。

 16日は金沢の小児心身医学会で私がクリニックの発達外来のシステムについて発表をしました。そして、23日は名古屋市立大学小児科の集まりで「むずむず脚症候群」についての発表を行いました。

 結構疲れた1か月間でしたが、発表に対して様々な反響もあり、励みになりました。気持ちの面では充実していました。学会での発表をするにはエネルギーを使いますが、日ごろやっていることをまとめて反省することもできるいい機会です。今後も学会発表を定期的に行って、少しでもいい診療ができるようにしていきたいと思っています。

2017年9月のブログ

広島カープにマジック12が点灯 2017年9月6日

 昨日の阪神戦はすごい試合でした。65でリードした9回表には中崎がしっかり抑えてくれるだろうと期待してテレビを見ていました。

 先頭の糸井にレフト前ヒットを打たれた時には嫌な予感がしましたが、西岡のバンド失敗で一息つきました。そのあとで福留のレフトへの流し打ちのホームラン。がっくりです。そのままテレビを消してお風呂に入りました。

 お風呂から出て結果を見てみると、なんと安部が逆転サヨナラホームランを打っているではないですか。ネットで何度も安部のホームランを見返しました。やはり今年のカープの粘りは尋常ではないですね。安部も本当にいいところで打ってくれました。

 今回でマジック点灯は今年4回目ですが、ゲーム差が7.5と開き、阪神との対戦も少なくなってこのままマジック消滅はないでしょう。やっと優勝が実感できるようになってきました。

 しかし、優勝は確実にしても誰がMVPになるのか微妙です。鈴木誠也が4番をずっと守って打点王をとれば一番有力と思っていましたが、怪我で離脱してしまいました。ヒーローがころころ変わるので難しい選考になりそうです。個人的には丸選手かなと思っています。

 気は早いですが、クライマックスシリーズを勝って日本シリーズに進んだとしてもパリーグのソフトバンクはとても強そうです。それまでに鈴木誠也の怪我が治って戻ってくれるといいのですが。

2017年8月のブログ

運動オンチ2017年8月11日

 小学生の時に私は運動がとても苦手でした。

 跳び箱は小学6年生の時に3段しか跳ぶことができませんでした。体育の時間に運動の苦手な女の子と二人で最後まで跳び箱をやらされていたのを今でも覚えています。鉄棒でも、逆上がりができるようになったのは小学6年生の時でした。母と一緒に近所の鉄棒で夕方に毎日練習してやっとできるようになりました。走るのも苦手で長距離走はクラスで大きく離されて最下位でした。さらに水泳も大の苦手で手足をバタバタ動かして5メートル進むのがやっとでした。他の子が簡単にやれることが不思議でしょうがありませんでした。中学では卓球部に入り、少し運動ができるようになりましたが、まだまだ運動は苦手でした。

  大きく変わったのは高校時代でした。高校も卓球部に入り、いい指導者に巡り合いました。全国大会でも活躍されていた卓球選手でもある先生に合理的な練習を指導され、卓球がメキメキ上達したのです。ひたすら得意のサーブを練習したり、3球目攻撃を繰り返すことで試合にも繰り返したりすることで試合にも勝てるようになりました。2年半の間毎日のように練習をして、卓球部のエースになり、スポーツに自信を持てるようになりました。その後は水泳を除くスポーツは問題なくやれるようになりました。テニスや野球をやるようになっても、人並み以上にやれるようになりました。

 同じような運動を繰り返すことで小脳から基底核にしっかりした運動回路が形成され、スムーズな運動ができるようになると考えられています。個人的な経験からは、若いころの一時期に一つのスポーツをまじめにしっかりやることで、その後のスポーツをやる基礎ができるのでしょう。特に卓球は運動が苦手な子どもでも比較的とっつきやすく、おすすめです。

2017年7月のブログ

アンガーマネジメント 2017年7月23日

 怒りは生きていく上で不可欠な感情です。問題になるのは、他人を攻撃する怒り、激し過ぎる怒り、頻度の高い怒り、持続していつまでも根に持つ怒りです。また、怒りは身近な人ほど強くなり、周囲に伝染する傾向があります。一方で、怒りがプラスのエネルギーになり、いい仕事をする原動力になることもあります。

 アンガーマネジメントは、困った怒りをコントロールする方法です。怒りの衝動のコントロールとしては「怒りを感じたら、6秒間待つ」のが基本です。6秒の間にすることとしては以下のような方法があります。①カウントバックで「1009794 と3ずつ引いていく」など数を数える。②「大丈夫。なんとかなるさ」などの魔法の呪文を決めて唱える。③心の中で好きな歌を歌う。④「合谷」「神門」などのツボを押す。このようにして6秒間を乗り切ると怒りが収まっていくことも多いものです。

 もう一つ重要な方法は、自分の怒りを客観視することです。そのために怒りの自己観察のための日記のようなものをつけることです。怒った日時、出来事、思ったことや感情などを記録することで、書くだけでもストレスが減少します。客観視することが定着してきたら、自分の認識のゆがみを修正する段階に移っていきます。

 怒りのために親子関係の修復がなかなかできないこともとてもよくみられます。アンガーマネジメントで、自分の怒りをコントロールすることで改善することも多いと思います。ただし、怒りという感情をなくす必要はなく、「怒ると決めた時には怒る」ようになればいいのです。

 参考になる本としては、安藤俊介氏の「アンガーマネジメント」(朝日文庫)です。くれぐれも、怒りの炎で人生を台無しにしないようにしたいものです。

睡眠は大切です2017年7月30日

 最近読んだ「スタンフォード式 最高の睡眠」(西野精治 著 サンマーク出版)では、睡眠の役割として以下の5つをあげています。①脳と体に「休息」を与える②「記憶」を整理して定着させる③「ホルモンバランス」を調整する④「免疫力」を上げて病気を遠ざける⑤「脳の老廃物」をとる。このように睡眠は健康な生活を送る上でとても重要なものです。

 私自身は、中学、高校生の時には受験勉強をしていた時期も含めて、平均睡眠時間は8時間弱でした。睡眠時間をたくさんとっていたためか、記憶力には自信がありました。大学受験の得意科目は世界史と日本史で、教科書はほぼ丸暗記していました。

 大学入学後は、ある活動のため夜行電車や夜行バスに乗ることが多くなり、熟睡できないために慢性的な睡眠不足になっていました。あるドイツ語の授業で毎回20個の単語や熟語の試験がありました。出る問題は決まっていて覚えていけばいいだけでしたが、どうしても記憶することができませんでした。その結果、クラスで一人だけ単語テスト不合格になりました。記憶力に自信があっただけに、かなりショックでした。

 学生時代の経験から睡眠不足にとても弱い体質だと認識して、自分のとって睡眠時間の確保がとても大切だと知りました。小児科を選ぶときに一番心配だったのは、当直が多くて睡眠不足にならないかということでした。小児科医になって最初の数年間は、月に5-8回程度当直があり、ほとんど眠れないこともしばしばありました。この時期を乗り越えたのは学生時代に身に付けた日中に少しでも時間があれば一瞬で眠るワザでした。暇を見つけていつも寝ていました。呼ばれるとすぐに目を覚まして仕事に取り掛かるのです。また、当直の翌日にはたっぷり10時間以上眠ることで体力を回復したものです。

30代なかばごろには毎日7時間半ぐらい眠れることができるようになりましたが、時に眠れないことがあります。野球の試合の前の日には楽しみのために途中で何度も目が覚めることがありました。40代後半からは土曜の夜に卓球をやった後に身体が興奮して交感神経優位になっているためか、なかなか寝付けないことがあります。

 人によって必要な睡眠時間は違います。私のベストの睡眠時間は7時間半で、しっかり眠れた日には頭の働きがとてもよく感じます。逆によく眠れなかった日には頭に靄がかかった感じで判断力、集中力の低下を感じます。いい診療ができるようにするためには、体調管理がとても大事です。質の良い睡眠がとれるように、前述の本を参考に研究しているところです。

2017年6月のブログ

小学校入学までに身に付けたい習慣 2017年6月3日

 福島県立医科大学の横山教授の「マンガでわかるおうちのルール」(小学館)が新しく出版されました。横山先生は私が発達外来を始めるきっかけになった本を書いた先生で、発達障害について豊富な経験があり、多くの著書がある有名な先生です。

 この本も、小学校入学までに身に付けたい習慣の45項目を、マンガ入りでとても分かりやすく紹介しています。

 まず大事なことは規則正しい生活習慣。「早寝・早起き・朝ごはん」が最も大切だということは、私の経験からも納得です。理想は、朝6時に起きて、夜は830分までに布団に入ることです。家庭の事情で難しいこともあると思いますが、なるべくこの時間に近づけることが重要です。

そのほかにも、「絵本は、毎日、15分をめざそう」「絵本のお話や絵を、おかあさんといっしょに楽しもう。」「家族の役に立つってうれしいね」などの項目もとても大切です。

 横山先生は「この本を子どもと一緒に読んで、笑うことから始めましょう」と勧めています。全部の項目を習慣づけることは難しいと思います。それでも小学校入学までに一つでも多く身に付けることができると、素晴らしい人生の財産になるでしょう。

ADHDの新しい薬が出ました  2017年6月9日

ADHD(注意欠如・多動症)に対する薬としては、これまでストラテラとコンサータがありました。

コンサータは、効果が早期に分かりやすい点が一番の特徴です。内服を忘れたときには、しばしば学校の先生がいつもと様子が違うことに気付くほどわかりやすい効果があります。しかし、食欲不振や寝つきが悪くなどの副作用が問題になることが欠点です。食欲が落ちる例では成長に影響が出る例もあります。また、内服して30分から1時間で効果が出現し、12時間前後で効果が切れることから、朝と夜に効果が切れる時間帯があります。

ストラテラはコンサータに比較すると穏やかにじっくり効いてくるタイプの薬です。朝から晩まで1日中効くことと、副作用が比較的少ない点が特徴です。ただし、内服を開始して1-2ヶ月たたないと効果が分からないことがマイナス面と言えるでしょう。

今年の5月末に日本で処方できるようになった薬は「インチュニブ」といいます。この薬の特徴は1日1回の内服で1日中効果があり、食欲不振などの副作用がない点です。効果の強さは外国のデータではコンサータやストラテラと差はないようです。副作用としては、眠気が一番に挙げられています。新薬は最初の1年間は14日分の処方しかできないために頻回に来院が必要な点が、当面使いにくいところです。

今のところ、①コンサータやストラテラで効果がない例、②コンサータやストラテラの副作用の強い例、③コンサータの錠剤、ストラテラのカプセルや液剤の内服が困難な例、など開始する予定です。

この3つの薬はいずれも作用機序や副作用が異なるため、ADHDの子どもたちの症状改善のチャンスが増えることになります。

新薬にも、ストラテラやコンサータと同等の効果があることを期待しています。

成長痛とむずむず脚症候群  2017年6月11日

成長痛とは子どもが夕方や夜になると訴える膝の裏、太股、ふくらはぎ、足首などの痛みです。昔は骨の成長のためと言われていましたが、現在は否定的です。

 しかし、最近になって成長痛の症状を示す子どもたちの中に、むずむず脚症候群が多く見つかることがわかってきました。

 むずむず脚症候群はレストレスレッグズ症候群ともいわれ、最近注目されている病気です。米国では人口の2%にむずむず脚症候群が認められる頻度の高い病気です。

 症状としては、以下の4つの点があげられます。①夜間に症状が強くなり、日中はおさまる。②痛みやむずむずした感覚がして、脚や腕を動かさずにおれない。③じっとして動かない時や、眠っている時に症状が現れる。④足を動かすと症状がおさまる。

 実際に外来で見ていると、時々このような症状の子どもたちを見かけます。症状が軽ければ特に検査はしませんが、毎日のようになかなか寝付けないなどの症状がある場合には血液検査をします。検査では身体の中の鉄の貯蔵量を表すフェリチンを測定します。フェリチンが低下している場合には、鉄剤を開始します。鉄剤を内服すると70%以上の例で数日以内に症状が改善します。

 むずむず脚症候群はドーパミンという神経伝達物質の異常だと考えられています。鉄はドーパミンの産生に必要な物質で、鉄を補充することでドーパミン系の異常が改善すると考えられています。

 また、ADHDでむずむず脚症候群の頻度が高いことも報告されています。ADHDの子どもたちでは、むずむず脚症候群の合併に注意が必要です。

全日本医師卓球大会  2017年6月26日

昨日は長崎で行われた第35回全日本医師卓球大会に参加してきました。全国のもの好き?(卓球好き)な医師が約150人集まって、熱い試合を展開しました。

  試合の方は絶好調で51敗と15年前から参加して以来最高の成績でした。なかでも、過去に5回個人戦優勝を経験している相手にセットカウント3-1で勝ったのが最高でした。相手は表ラバーでバックのプッシュが得意なタイプ。その相手にバックハンドで負けることなく、フォアに来た球は思い切りドライブをかけてうち抜くことができました。そのあとに当たった強豪のカットマンの選手にもレシーブに苦しみましたが、フルセットで何とか打ち勝つことができました。

 合計で22セットの試合をして、汗がダラダラ出てポカリスエットを1.5リットル飲んで2枚のスポーツタオルのべたべたになってしまいました。最後の試合は、疲れからか両足の趾(ゆび)までつりそうになり、スマッシュミスも出て負けてしまいましたが、とても満足のいく1日でした。

 土曜の診療後に長崎に向かい、試合が終わってすぐに自宅に帰ってきました。往復11時間を電車で過ごしましたが、思い切り読書もできて楽しかったです。

2017年5月のブログ

ラッセン展     2017年5月3日

名古屋の吹上ホールで始まった「超ラッセン原画展 海があなたを見つめている。」に行ってきました。

 お笑い芸人の永野が「ピカソより普通にラッセンが好き!!」と叫んでいる、あのラッセンです。ラッセンは、特にイルカなどを描いた海の風景の絵で、とても世界的に人気のあるハワイ在住の画家です。

会場の絵はどれを見ても綺麗で、絵心の乏しい私が見てもとても心を動かされました。入り口近くに「シークレット・プレイス」というラッセンのお気に入りの場所を描いた大きな原画が飾ってあり、とても魅力的だったので係の人に値段を聞いてみたら「○千万円」との答えに絶句してしまいました。

 

その他にも気に入った絵(版画)があり、詳しく解説をしてもらいました。その中で、LEDライトのグラデーションをかけると月や太陽が生き生きと光を放ち、絵の魅力が数倍にアップすることに、本当に感銘を受けました。

 

ラッセンはいいですよ。

一度何かの機会に見に行かれてはどうでしょうか?

映画「ライオン 25年目のお帰り」 2017年5月12日

インド5歳の時に迷子になり、その後オーストラリアの夫婦の養子となって25年後にGoogle Earthで自分の故郷を探して帰郷したという実話をもとにした映画です。

 迷子のサルーを演じた子役のサニー・パワールが、表情豊かでかわいらしくとても魅力的でした。兄と一緒に出掛けた先で眠ってしまい、間違って回送電車に乗って遠くの街に降り立った様子がとてもリアルに感じられました。大都会のカルカッタで独りぼっち過ごす日々の不安。そのストリートチルドレンを狙う悪い大人たち。以前読んだ「物乞う仏陀」(石井光太 著)に書かれていたインドのストリートチルドレンの悲惨な状況を思い出し、ゾッとしました。

 オーストラリアで恵まれた生活を送っていたサルーが、懐かしいインドの焼き菓子を見て自分の故郷を思い出したシーンも印象的でした。

 数年前に私も、10代後半から20代前半のことを思い出して、無性にその時期に共通の強烈な経験をした友人たちと会いたくなり、実際に日本各地に会いに行ったことがありました。会って話をしないと人生でやり残したような気持ちになったのです。他のことを置いておいてでも、ふるさとを見つけ出し母や兄と会いたいと言うサルーの思いは、とても理解できました。

 その他にもオーストラリアの養父母の養子の子供たちに対する「無償の愛」ともいえる愛情など、考えさせられることの多い、とてもいい映画でした。

ホモ・サピエンスの歴史  2017年5月22日

歴史はどんな立ち位置から見るかで全く違ったものになります。日本人から見たものと中国人がみえるものは違うでしょうし、イギリス人とアフリカ人でも全く違った歴史観になるでしょう。

 少し前に話題になった「サピエンス全史」の前半では、生物、特に陸上哺乳類の立場から見たホモ・サピエンス(現在の人類)の立場から見た歴史が書かれています。

 今から約250万年前に、アフリカでホモ(ヒト)属が進化し、石器を使用し始めました。石器の一般的な目的の一つは、骨を割って骨髄をすすれるようにしたことのようです。「ライオンの群れがキリンを倒してその肉を食べる。その次にハイエナやジャッカルが残り物を漁る。そのあとで死骸に近づいて骨髄から栄養をとる」という、食物連鎖の中ほどを占める程度の存在でした。

 ホモ属にはネアンデルタール人を始め数種類がいましたが、現在まで生き延びているのは我々ホモ・サピエンスのみです。ネアンデルタール人はヨーロッパから中東にかけて住んでいましたが、3万年前に絶滅しています。彼らはサピエンスよりも大きな脳を持って筋肉も発達し、狩りが上手で、病人や思い身体障害者の面倒も見ていました。ある意味ではサピエンスよりも優れていたようです。

 現在の人類であるホモ・サピエンスは、約7万年前に東アフリカに暮らしていた種族が世界に広がったと考えられています。突然食物連鎖の頂点に立ったのは、遺伝子の突然変異により脳が言語を獲得し、認知能力が飛躍的に向上したことによります。言語により「虚構、架空の事物について語る能力」を獲得し、共通の神話など信じることができるようになりました。その結果、より多くの集団と協力できるようになり、個人としては能力が高かったネアンデルタール人などとの生存競争に勝ったと考えられています。

 言語を獲得したサピエンスは、東アフリカからユーラシア大陸全域に進出し、約45000年前にはオーストラリア大陸に住み着き、16000年前にはアメリカ大陸に住み着きました。サピエンスが住み着くと、間もなくその大陸に住んでいた大型動物相が激減。ホモ属としてサピエンス以外で最後まで残っていたホモ属のホモ・フローレシエンスは13000年前に絶滅しています。サピエンスが行くところ、ホモ属を含めた体重50㎏以上の大型哺乳類の半数がこの7万年の間に絶滅していったのです。

 絶滅を免れた哺乳類のうち、ヒツジ、豚、牛などは家畜化されました。現在の世界には、ヒツジ、ブタ、牛はそれぞれ10億頭以上いる。その多くが生後1年以内に殺されることになっています。

 絶滅した大型哺乳類や家畜化された牛などの立場から見ると、人類は「史上最も危険な種」で間違いないでしょう。このように人類が「地球環境を守る」などというと、笑われるだけでしょう。

 我々人類にとってはとても厳しい視点ですが、ある意味では事実です。人類の歴史にはこういう見方もあるということだけ頭に入れておきたいものです。

2017年4月のブログ

マイブーム    2017年4月1日  

 ブルキナファソ、カーボベルデ、ギニアビサウなどのアフリカの54ヵ国を突然全部覚えたくなる衝動に駆られる。私の中でのアフリカブームの到来したのです。しばらくの間はアフリカ関連の本を読み、アフリカの地図を見てそれぞれの国の人口や産業、歴史などを頭に入れようとしました。

アフリカ以外に、数学、フランス語、スペイン語、ダイエット、美術史、ワイン、イタリア史、寅さんの映画、ファッション、ニーチェなどの短いマイブームがありました。

今のマイブームの一つはストレッチ。

 

昔から身体が硬く、前屈はマイナス20㎝。最近始めたゴルフのコーチに「身体がかなり硬いですね」と言われて、火が付きました。ストレッチの個人トレーニングを週11時間みっちりやり、毎日のように自分でもストレッチをやっています。

 

やり始めて1ヶ月。まだまだ前屈で手がつきそうな気配はありません。後ろで手を組むことも全くできません。ストレッチのトレーナーからは「以前はわからなかった肩甲骨が触れるようになりました」と慰められています。

 

クリニックでも胸を張って肩甲骨を動かしながら歩いています。決して威張っているわけではないのであしからず。

PET健診    2017年4月6日

動物のペットの健診ではありません。PET(Positron Emission Tomography:

陽電子放射断層撮影 ) は、がんなどの早期発見のための検査。特殊な検査薬を血管から注入して「がん細胞に目印をつける」という特徴があります。数ミリの小さいがん細胞を見つけることができる検査です。

 

先日初めてPETMRI,CT検査を含めた全身の画像診断の健診を受けました。

 

大変だったのは、全身の検査なので数時間の間、身体を動かしてはいけないこと。特にPET検査前の検査薬を注入してから、耳栓、イヤマフにアイマスクをしてなるべく何も考えずに眠らないで70分間じっとしなければいけないのは苦痛でした(考えたり眠ったりすると脳内の状態が分かりにくくなるため)。

 

幸いがん細胞は認められませんでした。脳の血管にも異常なく、認知症の早期のサインもありません。しばらくは、元気に診療ができそうです。

勉強は楽しい!?    2017年4月13日  

新しい知識を身につけることは子どもたちにとって楽しいことです。発展途上国の子どもたちは目を輝かして勉強しているように見えます。本来楽しいはずの勉強が「楽しくなってしまうのはなぜでしょうか?

 

勉強は「勉めて強いる」から、嫌いになるのです。「勉強しなさい」とがみがみ言われると誰でもやる気を失います。そうは言っても「勉強しなさいと言わないと、いつまでも勉強しないですよ」といわれるお母さんたちが多いのも事実です。

 

子どもたちの学力を伸ばすための一番の方法は、勉強が好きになることです。勉強が好きになれば放っておいても勉強するようになります。

 

そんないい方法があるのか? 

 

あるのです。楽勉力(らくべんりょく)をつければいいのです。楽勉力は元公立小学校の先生の親野智可等(おやのちから)氏の作った言葉です。著書の「楽勉力で子どもは活きる!」(祥伝社)を読むと、子どもを勉強好きにするたくさんのヒントがあります。

 

楽勉とは何かといえば生活や遊びの中で楽しみながら知的な刺激をして、地頭(じあたま)をよくすることです。地頭をよくすることは目の前の成績をよくするだけでなく、将来仕事についた時にはとても役に立ちます。また、楽しく勉強をする習慣は人生を豊かにしてくれます。

 

本の中で勉強好きにする方法として紹介されているものの一つは、「学習漫画」の活用です。学習漫画は、おもしろくて読みやすい、分かりやすい、記憶に残りやすい、簡単なことから高度なことまで学べる、興味に応じて選べるなどの利点があります。実際に学習漫画をきっかけに、虫博士、植物博士、魚博士、恐竜博士、自動車博士、漢字博士、電気博士、地図博士、算数博士になった子どもたちがたくさんいます。博士になることで自主的にマンガや本を読むようになることで、漢字を覚え読解力がついていきます。

 

著者は、子どものいる家庭では100冊の学習漫画を用意しておけば、「勉強しなさい」という必要がなくなると述べています。

 

「楽勉力で子どもは活きる!」の中には、勉強好きにする方法が具体的に書かれていますので、子どもを勉強好きにさせたい保護者の人はぜひ読んでみてください。

 

子どもが楽しく勉強する習慣をつけることは、親が子どもに与えられる最高のプレゼントになりますね。

広島カープ10連勝!! 2017年4月14日

今年もプロ野球が始まりました。セリーグでは広島カープが怒涛の10連勝と波に乗っています。

 私は50年来のカープファンで、昨年は25年ぶりの優勝にとても感激しました。今年は黒田も抜けて戦力的に厳しいかと思っていました。しかし、意外にも若手の投手陣が踏ん張り、打線も昨年以上の破壊力で勝ち続けています。

 

一番好きな選手は二塁手の菊池選手。今や世界一ともいわれる華麗な守備は何度も何度もニュースやYouTubeで見て楽しんでいます。次に鈴木誠也選手。昨年「神ってる」でブレイクしましたが、素晴らしいバッティングにほれぼれします。将来の全日本の4番打者になれる素質は十分ありそうです。

 

新人の2人の投手にも期待が持てそうです。左腕の床田投手は、投げ方がスムーズで、球の切れもあるのでこれまでのカープの左腕投手の中では一番使えそうです。先日あわやノーヒットノーランをやりそうになった慶応出身の加藤投手はヤクルトの小川投手のようなライアン投法でかなり威力のある球を投げフォークボールもよく、何よりも度胸がよさそうです。

 

それにしても、カープが強いと中継を見て、ニュースを見て、ネットを見て、新聞を読んでと、忙しくなりすぎるのが問題です。うれしい悲鳴を上げています。

ユニークな漢字ドリル 2017年4月18日

子どもたちのテンションが必ず上がる言葉があります。

 

それは「うんこ」!

 

今や成人した息子たちも嬉しそうに「うんこ」「うんこ」と叫んでいた時期がありました。

その「うんこ」を学習と結び付けて「日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル」(文響社)が発売されています。

 AMAZONの本の人気ランキングを見ると30位以内に6冊(小学1年用から6年生用)全部が入っています。どうも口コミで人気が出たようです。

 

面白そうなので小学2年生用を買ってみました。

表書きにあるのは「全例文でうんこの使用に成功!」とあります。

 

中身を見てみると、「うんこ」「うんこ」のオンパレードです。

 

例えば「母」のところでは

 うんこを わりばしで つかんで 母親に 見せに 行こう。

 母校に 行って うんこを する。

 祖母は ぼくの うんこを 立ぱだと ほめて くれた。

 

「角」のところでは

 今日の うんこは 見事な 三角だ。

 曲がり角に うんこが 落ちて いるので 気を つけて。

 父が うんこに 小えだを 二本 さして、「角」と 言った。

 

大人が読んでも面白い漢字ドリルです。書き取りをするスペースもうんこの形になっています。 

内容的にはしっかりしていて、このドリルで勉強すれば実力がつきそうです。

興味さえわけばやる気になる子どもたちにはうってつけの教材です。クリニックの本棚にも置いておきますので、興味のある方はどうぞ中身を見てください。

卓球の社会人リーグ  2017年4月30日

12年前から参加している愛知県社会人卓球大会のリーグ戦に先日出場した。4月と9月に行われる団体戦で、この大会を目指して毎週練習をしている。私の所属するチームは、20代から60代のメンバーで50代の私が真ん中に当たる。

 

 団体戦は4シングルス、1ダブルスで先に3勝したチームが勝ちとなる。最初は22敗で迎えた5番手のシングルスの試合。相手は20代の粒高ラバーの使い手。粒高ラバーは通常とは違う異質ラバーで、こちらがボールに回転をかけると、奇妙な回転で返ってくる。私の若いころにはなかった種類のラバーで、苦手としているタイプの相手だ。

 最初の2セットはタイミングが合わず、得意のドライブも決まらず落とした。3セット目はサーブに活路を見出して取り返す。4セット目も勢いに乗ってとり、最終セットになった。最終セットは一進一退で1010のジュースになった。ここでベテランと若手の差。最後は得意のバックハンドクロスのストレートサブが決まって勝利。チームのみんなと喜びを分かち合った。

2試合目は60代のTさんと組んでダブルス。相手は20から30代のオーソドックスなコンビ。得意のドライブが次々に決まり、3-0で勝利した。

3試合目も同じパートナーでダブルス。相手は30代と60代のコンビで強敵だった。12セット目はなすすべもなく敗れた。3セット目からTさんのスマッシュが決まり取り返す。45セット目は60代の相手に疲れが出てミスが多くなり、逆転で勝利した。

 

 チームは22敗だったが、個人的には3勝負けなしととっても満足な結果だった。卓球をやっているといつも10代時代に戻ったように若返った気分になる。

50代、60代になっても20代の若者とでも真剣勝負ができるところが、卓球の魅力の一つだ。

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